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小松美羽 -灯し続け、歩き続け-

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長野県坂城町出身の新鋭作家、小松美羽の当館初となる個展を開催いたします。
小松美羽は先に開催されたG7長野県・軽井沢交通大臣会合のアンバサダーを務め、開催に伴い記念制作の制作も行いました。
今展はその記念作品の初公開の場となります。

会期前期では初公開となる作品の展示を中心に、有田焼の狛犬や、他会場でのライブペイント作品を多数展示いたします。
会期後期では上記の作品公開に加え、初期作品の銅版画や新作の展示も予定するなど、作家の全貌をご覧いただける内容となる予定です。

大英博物館への作品収蔵など国内外で活躍する気鋭作家の、魂を込めた作品の数々を是非ご高覧くださいませ。

Statement

軽井沢G7交通大臣会合作品
タイトル「灯し続け、歩き続け」

私がこの絵に込めた思い、それは人の魂の輝きが、どの時代でも劣ることなく輝き続けるということです。

私たちは現代社会において生きていく術を、自分自身で決断して進んでいかなくてはなりません。なぜならば、今の技術の進歩は目まぐるしく、学校や親が教育できる範疇を超えているからです。新たな進化には、新たなモラルや法が発生する。そんな社会で生きて行く事、我々個人もまたどう進化し、進んでいくのかを問われています。
そして、あなた自身のあり方が問われています。

その問いかけは自然そのものであり、自然の意志である神獣やモノノケといった生き物達を描くことで表現しました。どんなに自動運転が発達し、便利になっても、車の中にいる人の、肉体のその先の魂がきちんと輝いているのか。彼らは魂だけを見、ただただ静観するのです。

スフィンクスも人に問い掛けたように、現代社会に飲まれた人間は魂の輝きがなく飲み込まれ自然に淘汰されてしまいます。便利な世の中になることは素晴らしい事です。ですが、それを扱う人間も同時にそれに似合う魂をもつことが大切です。

地球に、神に見放されないように、我々は神獣たちの問い掛けにどう応えるのか。

私は、同じ人間として、人の素晴らしさを知っています。
だからこそ、どんな未来がこようが輝き続ける魂を描くことが画家としての使命であると自負しています。

2016年9月1日
小松美羽

Profile

幼少期より自然豊かな環境で様々な生き物と触れ合い、その死を間近で見届けてきた経験から独特の死生観を構築、死の美しさの表現を目指す。大学入学を契機に銅版を学び、卒業制作「四十九日」ではその技術と作風が高い評価を受ける。近年は銅版画の他、アクリル画や有田焼など制作の幅を広げ、死とそれを取り巻く神々、神獣、モノノケをより力強く表現。2015年には有田焼の狛犬が大英博物館へ収蔵されるなど、国内外でその評価を高めている。

1984年 長野県に生まれる。
2004年 女子美術大学短期大学部卒業
2009年 阿久悠氏トリビュートアルバム「Bad Friends」ジャケットと挿絵担当
2010年 同氏トリビュートアルバム「歌鬼3」ジャケットと挿絵担当
2012年 PRIX CANSON2013にてファイナリストにノミネート
   個展「神ねずみと唐ねこさま」(坂城町 鉄の展示館)
    個展「小松美羽作品展 画家の原点回帰 ~ウガンダ~」(オリンパスギャラリー
東京・大阪)
個展「小松美羽展 信州からの覚醒と神秘~原点~」(北野美術館別館)
2013年 個展「画家 小松美羽展」(河口湖ミューズ館、富士レークホテル)
2014年 出雲大社に絵画「新・風土記」を奉納、神祜殿で常設展示
    個展「小松美羽展~画家・小松美羽の夢と挑戦~」(上田市立美術館)
    英国王立園芸協会主催「チェルシーフラワーショー」に石原和幸氏とのコラボ
レーションで有田焼の狛犬一対を出品、ゴールドメダルを獲得
2015年 チェルシーフラワーショー出品の狛犬が大英博物館に収蔵